中古住宅の諸費用

一般的に中古住宅の諸経費は物件価格の6~10%です。

司法書士報酬や登記費用の他にも支払う必要のある経費が多数あります。

 

印紙税(売買契約書)

中古住宅の取引では、売買契約書と、住宅ローンを借りるときに作成する金銭消費貸借契約書(ローン契約書)に必要になります(リフォームする場合は工事請負契約書にも印紙税がかかります)

 

印紙税は契約金額によって、税額は異なります。軽減措置があり、不動産の譲渡に関する契約書のうち、記載金額が10万円を超えるもので、平成26年4月1日から平成30年3月31日までの間に作成されたものが対象になります

 

契約金額          

本則税率

軽減税率

10万円超 50万円以下

400円

200円

50万円超 100万円以下

1千円

500円

100万円超  500万円以下

2千円

1千円

500万円超  1千万円以下

1万円

5千円

1千万円超  5千万円以下

2万円

1万円

5千万円超 1億円以下

6万円

3万円

1億円超 5億円以下

10万円

6万円

5億円超 10億円以下

20万円

16万円

10億円超 50億円以下

40万円

32万円

50億円超

60万円

48万円

引用:国税庁

 

仲介手数料

不動産会社から中古住宅を購入する場合、仲介手数料を払う必要があります。仲介手数料は宅建業法で最高限度額が決められています。

 

「簡易計算式で、(物件価格×3%)+6万円」

 

ローン事務手数料

ローンを借りる時に、金融機関や保証会社に対して支払う料金です。

金融機関によって異なります(3~20万円程度)

 

ローン保証料

ローンを借りた人が返済不能に陥った場合、返済を肩代わりしてもらう保証料です。借入額と返済期間、それに保証会社によって料金は異なります。

 

団体信用生命保険料

ローンを借りた人が事故や病気で万が一のことがあった場合、代わりに返済してもらうための保険料です。

 

火災保険料

物件の構造

保険期間

建物保険金額1,000万円あたりの保険料

木 造

10年

123,020円

20年

229,950円

30年

325,410円

鉄骨造

10年

54,680円

20年

102,210円

30年

144,640円

マンション

10年

26,180円

20年

48,920円

30年

69,240円

引用:関西アーバン銀行

 

登録免許税

登録免許税は、登記の際に課せられる国税です。

登記の種類

対象住宅

税率

通常

特例(一般住宅)

特例(低炭素住宅)

所有権移転登記(土地)

1.50%

― 

― 

所有権移転登記(建物)

・住宅用家屋
・築後25年以内

2.00%

0.30%

0.10%

抵当権の設定登記

0.40%

0.10%

0.10%

引用:国税庁

 

固定資産税

固定資産税とは、保有する土地や建物などの固定資産にかかる市町村税です。毎年1月1日現在の所有者に対して課税されます。

税率は市町村によって異なりますが、標準税率は1.4%です。

 

「固定資産税評価額×1.4%」

 

都市計画税

都市計画税は、都市計画区域内にある土地・建物にかかる市町村税です。毎年1月1日現在の所有者に対して課税されます。

税率は市長新のよって異なりますが、最大0.3%と定められています。

 

「固定資産税評価額×0.3%」

 

不動産取得税

不動産を取得したときに一度だけ払う都道府県税で、購入、増改築、贈与を受けたときに課税されます。

 

「固定資産税評価額×3%」